高給取りで有名な不動産デベロッパーですが、どの企業の給料が高いか分析してみました。
平均年収と初任給の二つの視点から、どの企業に入るのが一番おススメか解説いたします。
デベロッパー業界の年収
不動産業界全体で言うと、平均年収はおよそ660万円と、そこまで高くないのが実情です。(参考)
一方、デベロッパーに限定してみてみると、1000万円越えが当たり前となっています。
それでは各社の平均年収・初任給を細かく見ていきましょう。
平均年収ランキング
参考までに上場しているデベロッパーを平均年収順に並べてみたいと思います。
有価証券報告書データ(一般職含む)
まず、1つ目のランキングは有価証券報告書(2021年度)に記載されている平均年収です。
こちらの値は総合職限定ではありません。(ホールディングスの企業も含まれていますが。)
言い換えると、一般職を含めてこの平均賃料なので、総合職限定であればこれよりも賃料は高水準です。それではTop10の企業をみてみましょう。
順位 | 企業名 | 平均年収 | 従業員数 |
---|---|---|---|
1 | ヒューリック | 1761万円 | 181人 |
2 | 日本商業開発 | 1501万円 | 42人 |
3 | 三井不動産 | 1263万円 | 1577人 |
4 | 三菱地所 | 1248万円 | 899人 |
5 | 東急不動産ホールディングス | 1114万円 | 52人 |
6 | ランドビジネス | 1100万円 | 22人 |
7 | 野村不動産ホールディングス | 1022万円 | 31人 |
8 | 平和不動産 | 979万円 | 108人 |
9 | ダイビル | 953万円 | 70人 |
10 | 東京建物 | 941万円 | 655人 |
四季報データ(総合職のみあり)
次に就職四季報データ(2020版)を集計したものとなります。
載っている企業が少なかったためTop7としています。
こちらは総合職限定のデータが公開されていた企業に関しては、区分列に「総」と記載しております。逆に言うと、書いていない企業は一般職含めてこの水準という、恐ろしい企業です。
順位 | 企業名 | 区分 | 平均年収 |
---|---|---|---|
1 | ヒューリック | 総 | 1530万 |
2 | 三菱地所 | 1229万 | |
3 | 住友不動産 | 1222万 | |
4 | 東京建物 | 総 | 1200万 |
5 | 野村不動産 | 総 | 1164万 |
6 | 三井不動産 | 1112万 | |
7 | 森ビル | 総 | 1085万 |
初任給ランキング
続いて初任給ランキングです。
初任給ランキングでは、総合デベロッパーに限らず、住宅系・マンションデベロッパーも多くランクインしたのが印象的な結果でした。
ただし、平均年収では総合デベロッパーが圧倒しているので、数年働くとこの差も逆転されてしまうのだろうと思います。
順位 | 企業名 | 2021年度初任給 |
---|---|---|
1 | 日本商業開発 | 500,000円 |
2 | ディア・ライフ | 350,000円 |
3 | プレサンスコーポレーション | 300,000円 |
3 | オープンハウス | 300,000円 |
3 | 明和地所 | 300,000円 |
6 | 三菱地所 | 260,000円 |
6 | ヒューリック | 255,000円 |
6 | 三井不動産 | 255,000円 |
6 | 森ビル | 255,000円 |
6 | 森トラスト | 255,000円 |
初任給ランキング 住宅・建設・不動産(日本経済新聞)
ランキング1位の日本商業開発はその圧倒的な初任給の高さで有名です。
もし入ることができれば、若くしてお金に困らず生活できるので、倍率が高いながらも狙ってみるのもいいかもしれません。
おすすめの企業は
ここまで平均年収と初任給のランキングをみてきましたが、
初任給でこそマンションデベロッパーもランクインしていますが、
平均年収の上位は総合デベロッパーがほとんどという状況です。
一方、住宅デべの特徴として、販売数の多い人に対しては多額のボーナスが支払われるという特徴があり、インセンティブ次第では多くの給料を獲得することができます。
以上より、若い時から高給取りになりたい!という人は住宅デべやマンションデべ、
長い目で見て多くの収入が欲しい!という人には総合デべが向いているのではないかと思います。
現に総合デべで働いている身からすると、
総合デべでも若いうちから十分な金額をもらえているので、
個人的には総合デべの方がおススメです。
別記事にて総合デべの選考を突破するコツをまとめていますので、
ぜひ参考にしてみてください。

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